パピー, basic, indoor training

【1歳半まではケージを】

今朝、およそ半年間週1~隔週トレーニングをおこない、ひとまず先月で終了した生後10ヶ月の大型犬のお宅から、ご相談メールが届きました。
それを踏まえ、ちょっと基本的なお話をしたいと思います。

20年以上、多くのお宅を見てきた私個人の意見ではありますが、私は犬が生後1歳半を過ぎるまでは出来る限りケージやサークル、仕切りなどを利用し、無駄にフリーの状態を作らないことをオススメしています。日に何度かしっかりと犬に向き合う時間を作り、ケージから出したらちゃんと目をかけて世話をし、手を掛けて遊んでやることで、トイレも早く覚え、イタズラも少なくなります。出しても目を掛けないからいつの間にか粗相をし、手を掛けないから「遊んで欲しくて」じゃれて噛んでくるのです。

トイレとイタズラの問題さえなくなれば、出来るだけ早くケージから解放したいと考えていらっしゃる飼い主様は多いのですが、若い頃からケージ不使用の時間が多いと、ちょっとした問題が出やすい傾向があります。

ケージ不使用の時間が長いことで、我慢する感覚が薄れて要求が増え、その分叶わないときの不満も増えます。 

実はつい最近、現在小3の娘がこれに近い状態になっているな・・・・と気づきました。

息子の時には、小3までは学校終了後そのまま校内の「学童」のような施設に預ける日が多かったのですが、娘は初めから利用頻度が少なかったために学童を嫌がり、私が居ても居なくても学校が終わると帰宅します。

お友達と遊ぶ約束をした日以外はずっと家にいますが、私は調べものをしたりお客様へのメール返信をしたり、家事をおこなったりで娘とあまり向き合ってやれません。ちょっと話しかけられても、メール文章を考えている最中などは、「ちょっと待ってて・・・・」と言ってしまう事もしばしば。一人で絵をかいてみたり、ピアノを弾いてみたり、テレビを観たりして過ごすのですが、ふと私が手を休めると話しかけてきます。あまり待たせても可愛そうなので会話に付き合うと、そこからはエンドレスの弾丸トーク!結局また「ちょっと待ってて。」となり、娘は寂しそうな顔をしています。

現在小3ですので娘の場合は、「あそんでよ~!」と洋服を引っ張ったり、引き出しの中をあさってみたり・・・・なんてことはありませんが、これが幼児さんだと・・・・やりますよね~。

ある程度の時間までは学童にいて夕方帰宅し、私が夕飯の準備を始める前までの時間はわずかでも、その方が私ももう少し娘の方を向いてあげられるような気がするのです。話を遮り寂しそうな顔をされるたびに罪悪感を覚えますが、反面「学童に居てくれればいいのに」とも思ってしまいます。
学童を利用しなくなってからしばらく経つと、今さら「学童に行って。」とも言いづらくなりますが、ずっと学童を利用してきた息子は、全然嫌がることはありませんでした。最初から、この状態が当たり前だと思えば、子供はそれを受け入れます。

犬のケージは、本来は安心して休める自分だけのスペースですから、遊べない時はケージで休んでもらい、手が空いたらしっかり犬と向き合って遊んであげる時間を作れば、次のケージでの待ち時間での安定に繋がります。

共働きで在宅時間が短いと、帰宅後は犬を出しっぱなしにしてしまうお宅も多いのですが、まずはトイレを覚えていないうちは絶対お勧めしません。そしてトイレを覚えても、基本イタズラし放題になりますので、まだまだ我慢。そしてイタズラが落ち着いて来てからも、我慢のベース作りとして、もう少しケージをしっかり利用しておいてほしいのです。そうすれば、帰宅してすぐに犬を出してやれない時にも、強いストレスを覚えたり、要求するようなことは無くなります。

辛いのははじめだけ、それが習慣になるまでです。そして1歳半を過ぎたら、様子を見ながら徐々に出す時間、フリーの時間を増やしていけばよいと思っています。

目の前にいるから要求したくなる。叶わないとちょっかいを出したり、イタズラしたり、時に当てつけで粗相をしてみたり・・・・でも、相手をしてやれない時、ケージに入れる習慣にしていると、犬はすぐに諦めます。
メリハリを覚えるのです。

出していてもかまってやれない時には、「もうちょっと静かにしててよ・・・・」と思ってしまう事はありませんか?
飼い主様が求めているのが「静かに休んでいて欲しい」場面ならば、ケージでよいかな?と思います。仔犬に対し出しておきながら、「静かにしてて」は難しいです。そして、このような「なんて事ない場面」でケージ利用しておくことで、自然に我慢も身につき、ちょっとしたことに対してストレス行動を出しにくくなります。

柵でもサークルでもケージでも、何かしらの行動抑制をまずは最低1歳半まで続けてみてください。我慢の効かない子になってから後から修正するより、よほどストレスは少ないですよ。

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“【1歳半まではケージを】” への 2 件のフィードバック

  1. 先生にアドバイスをいただいたのおかげで、うちの犬は8歳くらいまでバリケンベースの生活をしていました。パピー時代からずーっとそうしてると本当にストレスなさそうですよね。叱られたときも体調が悪いときも面倒なときもずっとそこにいたわけで。いまでも(多少文句を垂れながら)まあまあ素直に入ります。9月のレッスンには伺いたいので、その時はまたよろしくお願いいたします!

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